神奈川県みらい未病コホート研究の研究責任者である成松宏人らは令和4年度から、成松自立支援ロボット「装着型サイボーグ HAL®」を活用した介護予防プログラムを介護現場に実装するための研究を、神奈川県、CYBERDYNE 株式会社、湘南ロボケアセンター株式会社、慶應義塾大学と共同して開始しています。

これまで湘南ロボケアセンター内で実施してきた介護予防プログラムを、高齢者施設において実装可能かどうか検討するとともに、生活習慣に関するアンケートへの回答、各種身体機能の測定のほか、スマートフォンで手軽に健康状態を確認でき、未病改善のアドバイスも得られる「未病指標」の測定によって、プログラムの効果を検証します。

令和4年度は、社会福祉法人 聖隷福祉事業団が運営する住宅型有料老人ホーム「藤沢エデンの園一番館」（藤沢市）の住民の方、20名を上限に募集し、合計18名の方にご参加いただきました。今年度はこれらの参加者を対象に、プログラム終了後も心身の状態が維持されているかどうか、「未病指標」などによって測定する予定で、6月時点で13人まで測定が終了しています。研究成果の公表は、今年度末を予定しています。

詳しくは、こちらのプレスリリースをご参照ください。